仏像ギャラリー(自作品・所蔵品)GALLERY
これまでに完成したものをまとめました。完成までのプロセスをご覧ください。
H30.11.02(金)「地蔵菩薩仏頭」3点完成しました。
長らくご覧いただきました「地蔵菩薩仏頭3点」も今回のスクールで完成と認められました。
見た目は変わりませんが、3体まとめたところをご覧ください。
3体それぞれの表情がいいですね。 |
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次回からは「大黒天」にとりかかりますが、今回の反省を生かしてがんばります。
H30.10.27(土)「仏頭」と「握り手」を彫りすすめています。
仏頭と握り手を少しずつ彫りすすめています。
仏頭は目と鼻、耳のかどをとりながらほほの張りを落としましたが、見た目では変わりませんね。
握り手のほうも手のひらのくぼみや指の内側をすすめてますが、見た目が変わりませんので写真は次回とします。
いつもの3点左端の1点です。当初は修復不可能と言われましたが、なんとかカタチになってきました。 |
真ん中の1体です。先生のお手本用なのですすみは遅いですが、バランスが絶妙ですね。 |
右端の1点です。割とまとまって見えますが、仕上げはこれからです。
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H30.10.18(木)今日はスクールで仏頭に目を入れました。
前回スクールで言われたとおり、彫り続けている仏頭に目を入れました。
先生のお手本に従って、仏頭3体にそれぞれ目を彫りこみましたが、どれも切れ味が悪くきれいにいきませんでした。
先生は印刀(小刀)を使って彫り込んだのですが、私は印刀をうまく使えないのであれこれ使い分けながら何とかカタチにしました。
いつもの仏頭3体です。遠めなので彫り込んだ目がよく見えませんね。真ん中は先生のお手本Verです。両端の2体は彫りあとがきれいにできません。砥ぎが悪いのか?うでが悪いのか?まだまだ道は遠く長いですね。 |
先生のお手本Verと右の1体をクローズアップ。
先生が彫った反対側に私が目を入れましたがどちらが私か一目瞭然ですね。
これから仕上げに向けてがんばります。 |
H30.10.04(木)定例のスクールで仏頭彫りの続きです。
前回ブログの後、電動グラインダーのダイヤ砥石で平刀何本か砥ぎなおしました。(砥ぎすぎの危険があるそうです)
次に皮バフに交換して仕上げ磨きをすると、理想の切れ味になりました。
その平刀で頭の表面を薄〜く削ると、木肌につやが出てきたので、仕上げの可能性がでてきました。
あいかわらずの仏頭3点です。今日は真ん中と右の2点を対象に首の部分(三道といいます)を教えていただきました。この三道とは仏様の特徴のひとつで、悟りに至るまでの三段階を示すものだそうです。 |
首のしわ状のものですが、三本のしわがそれぞれ高さの違うことがわかりますか?横を向いたほうがその高さがわかりやすいのでご覧ください。今日はここまでで、次回はいよいよ目を入れるとの事でご期待ください。 |
H30.09.20(木)今日はスクールで仏頭彫りの続きです。
前回宿題の耳部について先生から指摘を受けたのはやはり彫り具合でした。
彫ったカタチはいいが、削ったあとの木肌が悪いのは彫刻刀の砥ぎ具合だとの指摘です。
電動砥ぎ機でもやはり砥ぎ方で精度が違います。
私の彫った仏頭耳部です。明らかに木肌の滑らかさが違います。砥ぎと技術の差がはっきりわかりますね。
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前回スクールで先生がお手本に彫った仏頭です。
耳部に注目。 |
耳部を彫ったのは真ん中の1点でした。
そのあと右端の1点を彫りすすめました。目、ほほ、口元を削ったので結果鼻が高くなりました。
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講習後に先輩のSさんが、わざわざ砥石とグラインダを持ってきて実技で教えてくれました。
結果、中砥ぎが大事だとよくわかりました。 |
H30.09.13(水)「砥ぎ」を追及してます。
仏像彫刻スクールで受講生の方から研磨機の情報をいただきました。
Kさんからカタログを見せていただき、Sさんも使っているとのプッシュがあり、
自宅に戻って即ネットで検索して発注しました。
刃物グラインダーと磨いた彫刻刀です。
(グラインダーに立てかけてあるのが研磨補助剤です)
薄くスライスする感触が彫刻刀に戻りました。
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今月のスクールで先生が耳部のお手本を彫ってくれました。(3体のうち真ん中の1体)
反対側を自分で彫るわけですが、結果は次回に。
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H30.08.31(金)久々のスクールで仏頭を彫りすすめました。
8月はお盆もあって日程があいたので、4週間ぶりのスクールでした。
やはり先生も不細工が気になるのでしょうか、左端の1体に手をつけました。
最大ネックの口元をだいぶ手直ししていただきましたが、ずいぶんスッキリしました。
左端の1体を手直ししてもらいました。これをお手本に右側の口元に少し手をいれたのですが、逆に表情が前より悪くなったような気がします。やればやるほど難しさが増していきますね。
今日のスクールでは道具の砥ぎ状態もわかりました。 先生の道具をお借りしたのですが、同じ仏頭がまるでチーズを切るように削れました。
目からウロコどころではなく、大ショックでした。
どうやら仕上げ用の道具があるようなので、教えてもらって砥ぎのほうもよくしたいですね。
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左端のアップです。手を加える前は口元が何か言いたげな様子だとの事でした。仏さまは無の表情でなければとの教えで、スクールもだんだん精神的な講義が出てきました。う〜ん、深い。。 |
H30.08.20(月)少し仏頭を彫りすすめました。
今月のスクールまでまだ日があるので、少し自宅で仏頭のつづきをしました。
真ん中の1体を彫りすすめたのと、頭部を少し縮めたのがわかるでしょうか?
今回は真ん中の1体です。右側も頭部を縮めましたが、前回の写真と比べると全体が丸くなった感じがします。
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前回の写真です。マウスを置いてましたね。 |
H30.08.02(木)引き続きスクールで仏頭を彫りこみました。
前回から1週間で、スクールで仏頭彫りの続きをしてきました。
あまり進んでいないのですが、今回は荒削りのままの1体を掘り進めました。写真では真ん中の1体です。
全体の顔立ちを整えながら、各部位を彫りこんでいきましたが、どうしても他の仏頭と表情がまるで違ってしまいます。表情ならまだしも、顔のバランス(目・鼻・口・耳・首・前面・後面のタテヨコ位置)が違ってしまいます。今にして思うのですが、最初の用材への線引きが肝心だったのと、彫りながら消えた線を引き継いで行くことが大事でした。顔バランスの目安を見失わないことですね。
今回彫り込んだのは真ん中の1体です。今さらですが
大きさがわかるよう、マウスを前に置きました。
なんでマウス?との声もありますが(笑)
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進捗を比較するために、前々回の3体です。
同じ順に並べてあります。 |
H30.07.26(木)仏像彫刻スクールで仏頭彫りこみの続きです。
前回から1週間過ぎて、早くもスクールで仏頭彫りの続きでした。
今日は日程が変則で、第4木曜日だったためか人数が少なく、おかげで師匠(講師)から十分ご指導をいただけました。
今回は、耳を掘り出すことがメインです。
荒削りした耳の部位に耳のカタチを書き入れます。次に耳の外郭に沿って外側を削り込むのですが、まずはその丸みにあわせて丸刀で突いていきます。突いた耳型に向けて平刀や小刀で外側材を削いでいくことで耳のカタチを掘り出します。そして、耳と顔とのつながりをつけるため、耳の前面をほほにあうように削ります。
これで、耳のおよそのカタチができました。今回はこの1点だけで精一杯でした。
前回写真では右端の1点を彫りこみました。左のものと比べてみてください。後ろの完成した仏頭を目指して長い道のりを歩き続けます。ふう~。
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同じく、後ろ姿もご覧ください。
次回は、耳の中部分を彫り、耳部の完成予定です。 |
H30.07.19(木)久々の仏像彫刻スクールで仏頭を彫りこみました。
久しぶりのスクールでした。
今日から新しい受講生の方が参加です。私と同じように用材をわたされ今後の作業について説明を受けていました。
私のレッスンでは首回りの修正したところを見てもらいましたが、コンパスカッターを使って再度首回りの調整について教えてもらいました。専用の道具があればすごく正確に作業がすすみます。やはりプロは道具を大事にしますね。
つぎに、彫りの修正を何点か。。。目のカタチと眉・鼻・ほお・口へのラインの関連性についての説明を受け、お手本を彫ってもらいます。それに習って残りの仏頭で修正掘りをすすめるのですが、あっという間に終了時間がきました。
前回自宅で彫ったあとから、左右の2点を彫りました。
右のほうがよくすすんでいます。左はもはや修正困難
の状況。後ろに見えるのが完成した地蔵菩薩仏頭ですが
完成はいつのことやら。。やれやれです。
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以前にご紹介した作業台です。
大きいござを敷いて、その上に
受講生の方の数分だけ置きます。
普段は大体7・8人程度です。 |
H30.07.09(月)今日は自宅で彫ってみました。
今月のスクール日程は19日、26日と間があるので今日は自宅で彫ってみました。
題材が仏頭なので、胴体部との連結のために首部分を頭部から次第に細くする必要があります。
今日はその首部分を整え、頭部も少し彫りすすめてみました。 次回ブログでは完成形もいっしょに公開します。
現状の首回りをなぞって、コンパスで円を書きます。
切り取って穴をあけて鉛筆で色を付けます。仏頭の首に穴を通すと首の凸部分に色がつくわけですが、その色のついたところを削って丸く仕上げます。 |
次は胴体部に連結しやすいよう、首先に向けて細くなるよう削ります。3点ともすっきりしました。
左右の2点は、前回より少し彫りこみました。次回は現状といっしょに完成形も並べて公開する予定です。 |
H30.06.29(金)今日は道具をご紹介します。
砥石の次では順番が逆のようですが、まずは道具ありきですよね。
私が仏像彫刻を始めるにあたり、以上の道具をそろえました。彫刻刀はもともとあったもので年季が入っています。
用材に線引きや面書きをするため、曲尺(寸目です。教本では寸表示のため)と鉛筆、コンパス(首回りとか台座を書くため)です。
鋸は最初に用材を大まかに整えるために使います。次に打平刀らを木槌で打って荒削りをします。
彫刻刀は主に平刀と丸刀、小刀、三角刀ですが、彫りたいカタチにあわせたサイズのものが次第に増えていく訳です。
左から彫刻刀の入っている道具箱、打丸刀・打平刀と木槌です。隣に曲尺(寸目)、鉛筆とコンパス、両刃鋸です。机上で使う自家製のミニ作業台の上に並べました。 |
道具箱の中身です。彫刻刀は必要に応じて買い足していくとよいと思います。ベテランの方は200本ぐらいになるそうですが。。 |
H30.06.23(土)砥石は大事です。
作業をするのに、彫刻刀を研ぐ砥石は大事です。切れないと作業が進まないうえに手を切る危険もあります。
中砥用で研いでから、仕上用で研いで仕上げます。作業効率も作品のきれいさも研ぎ方次第で大きく違います。
作業が終わったら砥石をかけるのが理想ですが、なかなか大変です。。が、大事です。
スクールで使う実際の作業台は、畳1畳ぐらいの板の上に枕木のようなものをつけてあります。作品を削る際にこの枕木状のものにかけて削るとやりやすいです。あぐらをかいて座って作業をしますが、最初の2時間は座っていれなくて何度か立ち上がりましたが、今は慣れました。
自宅用に机の上で作業できるように、写真の作業台を作ってやってますが、力が入らないのでうまくいきません。
スクールは隔週木曜日ですので、次回ブログはその後に。。
砥石左から仕上げ用・中砥用です。隣が京都産の高級品で、右端が厚さ3ミリまで使い込んだ砥石です。 |
21日にスクールで左端の1点を彫りこんできました。
置いてあるのは自宅用に作ったミニ作業台です。 |
H30.06.20(水)今日からブログ開始です。
いよいよ今日からブログを開始しました。
今年の4月25日から仏像彫刻のカルチャースクールに通い始めました。3ケ月6回のコースです。4回目で何とか下の写真の右側までできました。
入門コースとして地蔵菩薩の仏頭をテーマにして取り組みますが、個人差があってもだいたい完成まで約1年程度かかるとの事でした。
この調子では、6寸(約18cm)の仏像を彫れるまでには何年かかるかわからない様子です。
途中でくじけないよう、後で経過を確認できるよう、状況を写真や言葉で残すようにとブログを思いつき、ホームページの公開にふみきりました。
ご意見、ご感想をいただければ幸いです。