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仏像彫刻ギャラリー(自作品・所蔵品)GALLERY

 伝吉祥天立像       ギャラリーへ戻る

伝吉祥天立像の作成についてまとめました。完成までのプロセスをご覧ください。


R07.03.29(土)「伝吉祥天立像」柿渋と蜜蝋で完成です。

彫り終えた「伝吉祥天立像」に柿渋と蜜蝋を塗って完成です。
柿渋の具合を見ながら2度、3度と重ね塗りしました。
楠材の白い部分が手に出たので、手のひらだけ更に上塗りしました。
座の下2段(反花、框座)はやむなく杉材で彫ったため質感の違いは否めません。柿渋を吸いすぎて少し黒味が増してしまいました。
次にアマニ油蜜蝋ワックスで磨くと光沢が出て一段と仏像らしくなりました。オイルフィニッシュ(乾性油を使った木材塗装仕上げ法)は前から気になってたのですが、今回初めて使いました。クルミ油やアマニ油等の乾性油を塗る方法や、蜜蝋などでワックスがけをする方法がある中でいいところ取りのミックス方法にしました。どちらも自然素材で塗装効果はありませんが、長い年月を経ての見た目効果に期待したいと思います。長い間ご覧いただき、ありがとうございました。


R07.03.21(金)「伝吉祥天立像」本像を彫り終えました。

「伝吉祥天立像」台座を終えて本像も彫り終えました。
像全体を正面からです。お顔を調整して冠も直しました。
手の指を彫り爪も彫りました。肩も少し狭めて腕も合わせて狭めました。
お尻も少し引っ込めて衣が真っすぐ下りるようにしました。足の指と爪も彫り出しました。
背面から見たところです。肩のくぼみを彫り、衣の左右曲がりを直しました。
以上で本像、台座ともに彫り終えました。昨年8月から8ヶ月かかりました。最後にもう一度じっくり見て、違和感がなければ柿渋を塗って完成とします。


R07.03.19(水)「伝吉祥天立像」蓮華座を彫り終えました。

混迷を続けた蓮華座ですが、何とか彫り終えました。
最後に迷った「框座」は脚を付けることで納めることにしました。框座、反花、蓮台それぞれに芯棒を付けて、中心がずれずに乗るようにしました。
前回と同じようですが、蓮台、反花ともに傾斜を深めてあります。框座も浮きますので全体が落ち着きました。あとは本像の残り仕上げをして彫りを終了したいと思います。


R07.03.15(土)「伝吉祥天立像」蓮台のリニューアルです。

「伝吉祥天立像」台座のうち「蓮台」を彫り直しました。
当初「反花」として作成したものですが、「蓮台」がサイズ的に小さいので再検討しました。
裏返して上面を彫り整えて「蓮台」としました。先の蓮台が径14cmで今回は径17cmなので3周りほど大きくなりますが、高さが少し低くなる分形状が平たくなります。
杉材から作成中の「反花」に乗せてみました。前回の写真と比べてみてください。こうなると「框座」もサイズ的に違和感が出てしまいますね。本像の仕上げ中に台座で混迷状態ですが、本像とのバランスが大事と思いますので妥協せず求めたいと思います。


R07.03.07(金)「伝吉祥天立像」本像の調整中です。

「伝吉祥天立像」いよいよ大詰めで本像を調整中です。
お顔を直しましたが、あごの下をもう少し削ります。
手の指を彫りながら細く削りました。腕輪の装飾も彫り直しました。
足もとも衣の裾をそろえて、指先を整えました。まだ少し甲が高いので削ります。
本像の調整をしながら台座のサイズを再考してます。反花を裏返して蓮台に彫り直して、新たに杉材から反花を作成するつもりです。最後に作った框座も薄くして脚を彫り出そうかと検討中です。完成が間近になり、あれこれ考えが錯そうしてます。


R07.02.26(水)「伝吉祥天立像」框座が出来ました。

「伝吉祥天立像」蓮華座最下段の框座が出来ました。
径22cm厚さ2.5cmの円盤に飾り彫りを入れて、サンドペーパーで仕上げました。
反花、蓮台を乗せて「蓮華座」の完成です。本像から反花、蓮台は「楠材」、框座は「杉材」です。あとは本像の仕上げを残すのみ。細かい矛盾を修正しながら、やはり「腕と手」にこだわって調整したいと思います。


R07.02.22(土)「伝吉祥天立像」腕と手を直しました。

「伝吉祥天立像」手が大きいとの声から大幅に見直しました。
腕の長さと太さのバランスを見ながら削りました。
次に指の長さと太さのバランスを見ながら手を詰めました。
腕と手のバランスを見なおしました。結果、腕に関する装飾は彫り直すことになりますが、急ぎすぎたことを反省してやり直したいと思います。いまだに見極めることが出来ない未熟さを痛感しながら完成に向けてがんばります。。感謝!


R07.02.15(土)「伝吉祥天立像」框座を始めます。

「伝吉祥天立像」華座一番下の框座を始めます。
なじみの作業場から杉材を分けてもらい、22cm径の円形を切り出しました。厚みは2cmです。
框座に置くと反花だけのほうがしっくりきますが、最後まで仕上げてから決めたいと思います。
本像のほうはやはり手がまだ大きいとの声があるので、課題として今後も取り組みます。


R07.02.04(火)「伝吉祥天立像」本像を仕上げます。

「伝吉祥天立像」台座もできたのでいよいよ本像を仕上げます。
お顔は首元と右目を彫り足しました。口元がいまひとつですがこれで良とします。
手は気持ち小さくなるよう、掌を削り指を細くして腕も思い切って下側を落としました。
写真では見えませんが、両腰にかかる天衣を浮かすように彫り込みました。これで右膝が前に出ます。
足の指を彫り込んだのと、衣の裾が薄く見えるように衣端を彫り詰めました。
台座の選択を迷いましたが、やはり蓮台を乗せることにしました。ボリューム感が増すのとせっかく彫ったので。残る時間で腕輪の細工を仕上げながら微調整をしていきます。台座の下にある紙は20cm径のサイズです。このサイズで円形の框座を用意しますが、石材(みかげ石、大理石、黒曜石・・・)も面白いので検討します。


R07.02.04(火)「伝吉祥天立像」反花が出来ました。

蓮台に続き反花もできました。
花弁を仕上げて、中央部を浮かせるようにしました。上部中央に蓮台位置を印づけましたが、乗せるかどうかは検討次第です。
蓮台を乗せれば「蓮華座」として完成です。これまでの蓮華座とは趣きが異なります。下の反花の存在感がありますので、本像とのバランスから考えるとこれだけでいい気もします。下に「框座」を敷くとより安定感があると思いますがどうでしょうか。


R07.02.02(日)「伝吉祥天立像」反り花の途中です。

台座「蓮華座」ですが、蓮台に続いて反花を彫っています。
通常の反花は平べったいのですが、今回は用材の厚みを生かしたカタチにしたいと思います。周りの花弁を彫ったところです。ここから花弁1枚ずつ柔らかい表情に仕上げます。この上に蓮台を乗せるかどうかは少し検討して、中心部を掘り下げるか決めたいと思います。


R07.01.29(水)「伝吉祥天立像」反り花を始めます。

「伝吉祥天立像」蓮台に続き、反り花を始めます。
最初の木取りでカットした部分を使用します。最大円に合わせてノコギリ引きしてからノミで丸く削ります。
通常「反り花」はべったり平たくして蓮台を乗せますが、今回は厚みを生かして花弁が立ち下がるようにしたいと思います。テキストの白衣観音像を見たら、その台座がこのカタチだったので参考にしました。蓮台を乗せるかどうかは出来てから検討します。


R07.01.29(水)「伝吉祥天立像」蓮台が出来ました。

「伝吉祥天立像」台座の一部「蓮台」が出来ました。
チェーンソー痕が目立たないよう彫ったので、窪みが見えますがやむを得ません。
蓮台のカタチを整えるため、那須敷台を彫り出すカタチになりました。
斜め上から蓮台上部を見たところです。ケバがまだ見えるので彫り除いて仕上げます。
次は蓮台の下に置く「反り花」にかかります。


R07.01.17(金)「伝吉祥天立像」蓮台の第1歩です。

「伝吉祥天立像」蓮台ですが、先ずは蓮の花びらです。
蓮台を8等分に区分けして、1枚分の花びらを型取りします。
型に合わせて花びらを2段にして16枚分下書きしました。大まかに2段の花びらを彫り出しました。
蓮台上面はこれからですが、花弁の開き具合をイメージして彫りすすめます。ここまでが力仕事ですが、今回もチェーンソー痕を残してしまいました。。反省!


R07.01.12(日)「伝吉祥天立像」仕上げの最中です。

「伝吉祥天立像」台座を彫りながら本像を仕上げ彫りしています。
肩から胸にかかる衣を身体に密着するよう深く彫り込みました。胸まわりがタイトになるのに合わせて肩幅も少し詰めました。
結果、両脇も広げられることになりました。
腰回りから背面もだいぶ削り落としました。だいぶすっきりしました。
仏像を眺めて気がついたことをメモる日記帳です。仕上げ彫りを始めるとあちこちに小さな矛盾が見つかり、直すとまた別な矛盾につながります。結果、荒彫りの段階まで遡って修正することになり、見極められない未熟さを痛感します。


R07.01.09(木)「伝吉祥天立像」台座は蓮台から始めます。

「伝吉祥天立像」台座の準備が出来たので蓮台から始めます。
すっかり馴染んだミニチェーンソーでおわん型に削っていきます。
チェーンソー痕のバラつきは承知のうえです。これから周囲を整えて蓮の花びらを彫り込んでいきます。本像については見るたびに小さな矛盾を見つけては手直しを繰り返しています。まだまだ完成には時間がかかりそうです。当初目標の年度内を目指します。


R06.12.27(金)「伝吉祥天立像」台座を準備します。

「伝吉祥天立像」そろそろ台座が気になってきたので、用材の準備をすることにしました。
最初に面取りした際の用材の様子です。お顔の両脇と前部分をカットした端材を使います。
2枚を貼り合わせて台座の一部、蓮台としてマークしました。この下に反り花を敷きます。
反り花に使うのは前面の一部からカットした分です。それぞれの角を削って丸めます。
反り花の上に蓮台を乗せて「蓮華座」とする予定です。来年の作業になりますが、3月を目標に仕上げたいですね。台座用材のメドがついたので、また本像の仕上げ彫りにかかります。


R06.12.20(金)「伝吉祥天立像」仕上げ彫りを冠から。

「伝吉祥天立像」仕上げにかかりますが、冠から始めます。
お顔を少し調整しました。髪を彫って冠の細かい飾りも彫りました。
耳を調整して、肩に垂らした髪も彫り出しました。
手指の彫りはこれからです。腕の大きさの調整がまだなので手はその先になります。
下方から見るとお顔がまだおかしいですね。根本的なところに狂いがある気がします。年内終了にこだわらず、じっくり調整したいと思います。


R06.12.15(日)「伝吉祥天立像」お顔を彫りました。

「伝吉祥天立像」気になるお顔を彫りました。
首の三道も彫り分け、耳も彫りました。このアングルから見るといつものお顔の表情です。
全体のボリューム感はこの辺にして、これから冠と髪、腕輪の細かい飾りを彫りながら仕上げにかかりたいと思います。何とか年内終了には間に合わせたいですね。


R06.12.10(火)「伝吉祥天立像」手足衣紋を彫りました。

「伝吉祥天立像」衣紋を彫り終えて、手と足もすすめました。
「手」をだいぶ削りましたが、まだ大きく見えますね。顔と足や腕とのバランスを見ています。
「足」の甲を少し低くして、指を彫り込みました。続きは仕上げでより正確にします。
裾の流れが少し違っていたので直しました。もう少し調整します。
背面も彫りましたが、思ったほどボリュームが落ちませんでした。次はいよいよ「お顔」に取りかかります。刀をよく研磨し、集中してあたります。


R06.12.04(水)「伝吉祥天立像」衣紋を続けています。

「伝吉祥天立像」衣紋を彫り続けています。
肩にかかる「髪」を彫り出しました。手はまだグローブのままです。
お腹も削って脇から背面との矛盾のないようにしました。
股下中心部をより深くして裾にかけての流れをつくりました。背面はこれからですが、粗々に削っておきました。削り落とすことで下半身もすっきりすると思います。
前面は今こんな状態です。大きな天衣をを彫り上げればより精度が上がると思います。背面に次いで手と足を彫ってからお顔を彫り上げます。


R06.11.21(木)「伝吉祥天立像」衣紋を彫りました。

「伝吉祥天立像」細かい衣紋を彫りました。
一番外側だった衣紋の中の細かい衣紋を枠取りのために彫っていきます。
足もとの衣紋も彫り込みました。まだまだ浅いですね。
背面については実物写真ではわからなかったので、観音像を参考に彫り出しました。
彫り込んで初めてわかる衣紋の流れがあります。天衣の下の衣紋の関係性が見えてきました。この仏像は衣紋も独特ですので、仕上げ彫りの際はよく見て考えて彫りたいと思います。


R06.11.21(木)「伝吉祥天立像」衣紋を書き入れました。

「伝吉祥天立像」次に彫る衣紋を書き入れました。
写真では見えにくいのですが、大きく彫り分けた衣紋の中に細かい衣紋を書き込みました。
腕のアクセサリーを彫った分だけ腕が細くなりました。足の指を彫り込んでサイズとバランスが確定です。
腰回りも削ったのでこのバランスです。これから衣紋を彫り込むと更に身体の線が見えてきます。この仏像の特徴でもあるのでどっしりした感じに仕上げたいと思います。


R06.11.18(月)「伝吉祥天立像」傷痕の修復をしました。

「伝吉祥天立像」左脚部のチェーンソー痕の修復をしました。
左側面をカットしたときの端材から同じ部分を取り出して傷跡に埋め込みました。
大まかに切り取って再度埋めて糊止めしました。木目がほぼ同様の部分です。
埋めた後から衣紋どおりに彫り直すと修復跡も目立たなくなります。これから細かい部分を彫りすすめますので、また微調整していきたいと思います。


R06.11.11(月)「伝吉祥天立像」象頭を彫ります。

「伝吉祥天立像」各部位の小造りを始めています。
頭上には二つの象頭があり、他に類例のない非常に珍しい仏像です。
今回は2本の手を彫りましたが、この仏像には複数の手があった形跡も残っています。
まだ少し太めに感じますが、これから衣紋や手足も細かく彫り込むので全体バランスはこれぐらいにします。


R06.11.04(月)「伝吉祥天立像」足を彫り始めます。

「伝吉祥天立像」手の次に、足の彫り出しに着手しました。
衣の裾前を決めて、大きな衣紋を彫り出します。
裾の中まで彫り込んで、足首を確保します。
少し早い気もしますが、足の指を彫り分けました。これでもう後には引けませんが、手と足の大きさの均衡がとれたので決定とします。今後は足に合わせて手を彫り込んでいきます。


R06.11.02(土)「伝吉祥天立像」手を彫り始めました。

「伝吉祥天立像」各部位の小造りは「手」から始めました。
手のカタチ、印相は「施無畏印(せむいいん)」。恐れることはない、安心を与える印相なそうです。
彫り始めなので厚く大きいですが、バランスをとるよう指を細くして手も薄く小さくなります。
次は足を予定してます。手と比べて大きいので、衣の裾を上げてくるぶしを出しながら小さくしていきます。


R06.10.30(水)「伝吉祥天立像」まだまだ荒彫り中です。

「伝吉祥天立像」衣紋を彫り出してからもまだまだ荒彫りです。
腕を少し彫って脇をあけていきます。
脇が空いたので、その分また腰回りを落としました。
足を彫って大きさとカタチを決めていきます。
髪や首の三道を枠どって、肩と胸を彫りすすめます。
この仏像は太肉でどっしりしてるんですが、まだまだポッチャリですね。腕、脇、胸、腰、脚と順に削りながら、足と手を決めたいと思います。小づくりを11月までに終えて、年末は仕上げに専念したいですね。


R06.10.15(火)「伝吉祥天立像」衣紋を始めました。

「伝吉祥天立像」荒彫りを続けていますが、今回から衣紋を彫り始めました。
正面です。衣紋を彫り出すと本体が見えてきます。
側面からですが、次は腕をすすめます。
背面は大まかに衣紋を決めました。これに合わせて不用分を削り落としていきます。この仏像はポッチャリ型ですが、それにしてももう少しスリムですので。
次に腕を彫って手の位置を決めて、足との整合をとります。頭部と身体、腕と脚部のバランスができたら細部の仕上げに入ります。これからも慎重に・・・


R06.10.10.08(火)「伝吉祥天立像」荒彫り中です。

「伝吉祥天立像」の荒彫りを続けています。
正面からです。全体を削りながら足を出しました。衣紋の下絵を書き入れました。
側面からです。観音像と同じく左ひざが少し前に出ます。まだ厚いのでもう少し落とします。
各部の小造りの前にキズの修復をしなければなりませんね。木目の合う端材を探して埋め込みます。うまく出来ますように・・・。


R06.09.30(月)「伝吉祥天立像」お顔を先に始めました。

「伝吉祥天立像」のお顔をフライングぎみに彫ってしまいました。
お顔に手をかけるとついつい彫りすぎてしまいます。二重顎などは最後でいいのですが。
足も不用分を落としました。少し長く見えますが、下絵のとおりですので彫りながら調整します。つぎは頭部に合わせて全体バランスを取りたいと思います。腕の彫りすぎには気を付けたいですね。


R06.09.15(日)「伝吉祥天立像」頭部を荒彫りです。

「伝吉祥天立像」頭部の荒彫りを始めました。
全体バランスを見るために頭部を彫りましたが、ついつい彫りすすめてしまいます。
横から見た頭部の奥行きは肉眼で見るより写真のほうが適当でした。後ろ髪の位置が高い気がしますが、全体をすすめながら様子を見ます。
下絵の目盛りを頼りにお顔を削っていますが、削りすぎないうちに止めて再度全体を削ることにします。あくまで全体を外側から彫りすすめながら収めたいと思います。全体をまとめるまでは削りやすいように頭頂と脚部はこのままにしておきます。


R06.09.03(火)「伝吉祥天立像」荒彫りの途中です。

「伝吉祥天立像」の荒彫りをしています。
正面からです。腕と身体全体からすすめていますが、頭部と足はこれからです。
側面からは前傾の具合がわかります。足は開いてどっしり構えています。
まだ全体バランスに影響が出るほど荒彫りが進行していないので、この後も慎重に進めていきたいと思います。頭部と足が彫れたらまたアップします。それにしてもチェーンソー跡は痛恨のミスです。


R06.08.26(月)「伝吉祥天立像」荒彫り開始しました。

「伝吉祥天立像」の荒彫りを始めました。
一番のポイントは両腕の彫り出しです。本来は六臂だった継手跡が残っているのですが、今回は両腕だけにします。
この像は前傾ぎみ姿勢だと思うのですが、全体バランスがまだ見えないのでなかなか彫り込めずにいます。
首と肩部からすすめましたが、脚部のチェーンソー跡には注意してマークしました。できるだけ頭頂部と底辺部はこのまにしておきます。このサイズだと彫るときの固定が大事なので、作業台にあてる面を残しておきたいと思いますので。。荒彫りの経過をまたアップします。


R06.08.24(土)「なべ猫」に鍋敷きをしきました。

「なべ猫」なので鍋敷きの上に置いてみました。
北欧風の布製鍋敷き(径18cm)ですが、より納まった感じがします。
鍋敷きと呼応して「鍋」がよく見えてきますね。一度完成した「なべ猫」ですが、これが最終形でしょうか。
後ろから見てもやはり納まりがいいですね。鍋敷きはネットで購入しましたが結構な値段でした。2枚セットなのでもう1枚は実用します。。何度もご覧いただき、ありがとうございました!


R06.08.22(木)「伝吉祥天立像」荒彫りを始めます。

「伝吉祥天立像」不用分をカットした後、更に削ったうえから下絵を描きました。
正面からです。両脇と肩の部分をチェンソーで削りました。
両側面からです。両腕を残して不用分を落とすのはさすがにチェンソーでは危険すぎます。小型のノコギリ等で慎重に落としていきます。
背面からです。左脚にチェーンソー跡が残りましたが、同じ場所の端材を埋めて修復します。次回は荒彫りの様子をアップします。


R06.08.10(土)「伝吉祥天立像」不用分カットしました。

「伝吉祥天立像」の下準備ができたので、不用分のカットからスタートです。
下絵を書き写した際に、赤くマークしていたところをカットしました。
まだ赤マークが残っていますが、あとはチェーンソーで削るつもりです。間違いの無いよう、事前によく考えてからチェーンソー削りに入ります。


R06.08.07(水)「伝吉祥天立像」下書きができました。

「伝吉祥天立像」の用材と写真(非公開)が用意できたので下絵の準備にかかります。
写真に升目を入れて用材サイズに合わせて印刷したものから下絵を作りました。
用材にも升目を書いて、下絵を書き写して完了です。
下絵を四方に書いたあと、不用分を斜線でマークして切り出しの準備をします。切り出した端材は台座に使いたいと思います。


R06.08.02(金)「伝吉祥天立像」いよいよ開始です。

前から彫りたいテーマのひとつ「伝吉祥天立像」をいよいよ始めます。
用材は前(7月7日)にアップした桧材に加え、新たに楠材(175x140xH410)を用意しました。
このサイズになるとさすがにズッシリ重いですね。また体力を消耗しそうです。大阪にある木材専門店から取り寄せたもので、反りなし、割れなし、節なしの銘木です。カットもオーダーできるので重宝しています。このまま用材と本像写真を眺めながらじっくりプランを練りたいと思います。。。感謝!



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