仏像ギャラリー(自作品・所蔵品)GALLERY
これまでに完成したものをまとめました。完成までのプロセスをご覧ください。
R01.05.03(金)「地蔵菩薩立像」を組み立てました。
地蔵菩薩立像の全パーツが出来たので組み立てました。台座の上に光背を付け、本像を立たせました。
一番下の框座に足を付けて、台座を重ねてその上に光背を刺し、本像を乗せました。やはり本像だけより台座や光背をそろえると仏像としてまとまりますね。 |
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右向きと左向き方向から、それぞれの表情です。 |
平成31年2月4日から開始して、致命的なミスもなく何とかここまで来れました。
次のスクールで見てもらい、このバランスでよければ足駄を付けて固定させます。
R01.05.02(木)地蔵菩薩立像「光背」も出来上がりました。
地蔵菩薩立像「台座」の次に始めた「光背」もできました。台座に比べると量・質ともに楽でした。
円周部の菊座を彫ってから裏側を丸くそいでいくと、菊座が浮き上がってきます。 |
中心部は框座の足に使いたいので、大事にくり抜きます。
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くり抜いたらまわりの縁をきれいに仕上げて、光脚を裏側から継いで取り付けます。光背が少し前に傾くようにします。 |
台座と光背ができたので、いよいよ最後の組み立てになります。
R01.05.01(水)地蔵菩薩立像「台座」の次は「光背」です。
台座を彫り終えて次は「光背」を彫り始めました。 光背は仏像によって種類がありますが、今回はその中で一番簡単な「輪光」というものです。
光背(輪光)と光脚です。本像頭部の後ろに輪がくるように台座に立てかけます。 |
円周部には「菊座」という紋様を彫って飾ります。中心部分は紋様を彫ってから抜き取ります。 |
そういえば今日から令和になりましたね。連休中の完成を目指します。
H31.04.30(火)地蔵菩薩立像「台座」の完成です。
4月23日から始めた地蔵菩薩立像の台座ですが、「反花」に続いて「蓮台」も完成しました。
側面の花びらを仕上げた後、上面の花芯部も出来上がりました。 |
台座一式を重ねて横からみたところです。最後に框座に短い足を4つか8つ付ける予定です。 |
次は光背をつくり本像に足駄を付けて、台座に取り付けていよいよ完成です。
H31.04.28(日)台座「連座」の側面を彫り終えました。
台座のうち「蓮台」を始めましたが、今日はその側面を彫り終えました。
先に彫った「反花」と並べてみてください。同じような彫り具合ですが。。。 |
ひっくり返して「反花」の上に置きます。一番下は「框座」ですが、後で足を付けます。 |
上の面はこれからですが、花びらの先処理と、花芯の面を下書きしました。 |
地蔵菩薩を乗せる前には、菩薩に足駄を付けて台座にはその「ほぞ穴」を掘って埋め込みます。
まだまだ時間がかかりそうですね。
H31.04.26(金)今日は次の台座「連座」を始めました。
台座「反花」の次は「蓮台」です。今日からそれに向けて彫り始めました。
用材の円盤をとりあえず「蓮台」の外形を目指してノミで彫り出します。 |
その後、丸ノミや丸刀を使いながらお椀上の外形を整えてから、8方に線引きして花びらの型押しを鉛筆引きしておきます。 |
伏せたお椀状態から彫り出していく手順は「反花」を参考にできました。裏側ヵら彫り終えたら、ひっくり返して蓮の表側を彫りすすめます。
H31.04.25(木)地蔵菩薩立像の台座「反花」が出来ました。
一昨日から3日かけて台座のうち「反花」ができました。花びらの反りをだすのに少々手こずりましたが、とりあえずカタチはできました。
前回ブログの穴をあけた円盤から全体のフォルムまで削り込み、花びら1枚ごとに彫り出していきます。 |
まず細い丸刀で溝を彫ってから徐々に太めの丸刀で溝を広げていき、最後に平刀で面をつなぐといいようです。 |
完成した「反花」真上からですが、この上に台座「蓮台」がさらに乗ります。 |
とにかく根気と力がいる仕事で、今日は雨模様で涼しくてもひと汗かきました。明日から「蓮台」にかかります。
H31.04.23(火)地蔵菩薩立像の「台座」を始めました。
今日からいよいよ「台座」に取りかかります。テキストの写真だけではわかりにくいので、ネット検索で同じような台座を見つけて参考にしました。
台座に使う用材をそのまま重ねてイメージするとこんな感じです。台座の中で最も多い「蓮華座」の中でも一番簡単な「大仏座」というものです。
一番上から、8枚の連弁(蓮の花びら)を二重にした「蓮台」と、次に下向きの連弁をかたどった「反花(かえりばな)」、その下に「框座(かまちざ)」を敷くという三つ重ねの安定した台座とのことです。 |
真ん中の「反花」から始めることにしました。丸くカットした用材に8等分の線引きをして、花びらの型紙をつくって1枚々書き込みました。厚みの面には、彫りの深さをマークしておきます。 今日は真ん中のくぼみを彫るところまでにしました。 |
H31.04.19(金)地蔵菩薩立像に持物(じもつ)を持たせました。
今日1日かけて地蔵菩薩本体に持物を取り付けました。
用材のため色あいが違うのが不自然ですが、やむを得ませんね。
錫杖の長さが不明のため、とりあえずこれぐらいにしました。 |
左手には蓮華台の上に宝珠が乗ります。 |
こころもち手が大きめに感じられますが、いったん本体は終了として次は台座にとりかかります。
次のスクールは連休明けになるので、それまでには完成するでしょう。
H31.04.17(水)地蔵菩薩立像の持物(じもつ)を彫りました。
地蔵菩薩立像の両手に持たせる持物(じもつと読みます)を彫りました。右手(握り手)には錫杖を持たせ、左手には蓮台に乗った宝珠を乗せます。
手前が握り手と錫杖の冠で、奥が開き手と蓮台、宝珠です。 |
錫杖には竹ひごの柄を付けて握り手に通します。 |
開き手には蓮台、宝珠を乗せます。 |
各パーツは彫りあがったらそれぞれカットして使用しますが、それまでは彫りやすいようにバリをつけておきます。両手は長すぎますけど、これぐらいのほうが握れるので扱いやすいです。
H31.04.15(月)次に地蔵菩薩立像「開き手」を彫りました。
地蔵菩薩立像の「握り手」に続いて「開き手」を彫りました。
彫った角材をそのまま立てかけてみました。握り手は下のほうです。 |
右手(握り手)を彫る前の写真をもう一度。
角材のサイズは1cm四方でしたね。 |
地蔵菩薩立像にあわせて、次のスクールでみてもらいます。
H31.04.13(土)地蔵菩薩立像の「握り手」を彫りました。
昨日の続きで「握り手」を彫りました。以前に彫った「握り手」は4cm角サイズでしたが、これを参考に1cm角サイズで彫り出しました。
4cm角サイズと比べると、その小ささがわかります。難しさは違いますが、さすがに彫る時間は早かったですね。 |
4cm角サイズを遠景にして、見比べてみてください。少し小指が長い感じですね。
(手のひら側から。) |
親指側からです。
指の間は貫通してます。ここに錫杖を刺すことになります。 |
これを切り取って、地蔵菩薩の手の部分に埋め込みます。もう一方の開き手を彫る前にやってみたいと思います。
H31.04.12(金)耳首足のアップと「握り手」開始です。
昨日の続きで、耳首足をもう少し彫りすすめましたのでアップ?します。
足元にあるのが「握り手」の素材で、線引きをしたところです。
1cm四方の角材に「握り手」の下絵を書き込んだところです。できたら切り取って、地蔵本体の手の位置に埋め込みます。 |
耳と首(三道)のアップです。仏頭のときより頭部のサイズが小さいので1発勝負でした。 |
ここから「握り手」と「開き手」の制作に入ります。
H31.04.11(木)「地蔵菩薩立像」耳首足ほぼ彫り終えました。
耳、首、足を彫り頭部を整え、これで各パーツと全体について彫り終えました。足は「仏像ギャラリー」の観音像を参考に何とか格好がつきました。首の三道と耳は前に彫った仏頭のとおりです。
完成とまではいきませんが、彫るものは彫り終えた状態です。
次回スクールまでにもう少し各パーツの精度を上げて、できれば「手」にもチャレンジしてみたいですね。
H31.04.04(木)スクールで地蔵菩薩立像のお顔を直しました。
今年度最初のスクールでした。
先生から地蔵菩薩立像を見てもらいましたが、顔(特に目)が不満なので手直ししていただきました。
目が下を向いていたのとあごが細かったところを直したら、見違えるように収まりました。 衣も不自然な流れを修正して、もう少し薄くするよう指導いただきました。 |
袖衣の重なりが厚くなっているのは、階段型に彫りこんだためと教わりました。
垂直に彫るのではなく、斜めに彫りこめば厚みが出るのを防げるとの事です。。なるほどです。 |
これから耳と首と足を彫り出せば荒堀りはほぼ終了で、その後衣や頭部の仕上げを行います。
H31.03.29(金)「地蔵菩薩立像」両袖から彫りすすめています。
勇気を出して彫り始めた衣ですが、様子をみながら両袖から背中の一部まで彫りすすめています。
右の衣は流れるような感じです。 |
左の衣にはたもとが折り重なってますが、ボリュームがよくわからず今はこの程度で。 |
次回は背中と前面ができたらまたアップします。今年度のスクールは4月4日からですので、それまでにおよその荒堀りを済ませたいと思います。
H31.03.23(土)勇気をだして衣を彫り始めました。
写真を見ても衣の具合がよくわからず躊躇してましたが、勇気をだして思ったままに彫り始めました。
とにかく彫り出したら胆が座りました。とりあえず線引き程度に彫りましたが、折りが山なのか谷なのか重なりが上なのか下なのか・・・間違いもありますが先ずはここからですね。
H31.03.20(水)「地蔵菩薩仏頭」の頭部を少し整えました。
今日は久しぶりに地蔵菩薩立像の続きを彫りました。どうしても顔が気になり、頭部を少し彫りすすめました。
眉を加えて顔の中心部から鼻と口元を整えました。袖の衣はこちら側から彫りすすめています。
次のスクールは4月から始まるので、それまでに衣と頭部を彫りすすめたいと思います。
H31.03.08(金) 「地蔵菩薩立像」大胆に削りました。
昨日のスクールで先生から指導をいただき、かなりの量を削り落としました。胸から腹回り、衣の厚さと背中の流れをだすよう全体的に削りました。スリムになって動きも見えるようになりました。
前面からの3方向です。全体に細身になり、袖衣もそれらしく見えるようになりました。
後面からです。背中が見えるように袖衣を削り、胸を張ったときの背中の動きが出ました。
少し方向が見えてきましたので続きを頑張ります。
H31.03.05(火) 「地蔵菩薩立像」の続きを彫ってます。
地蔵菩薩立像の続きを推測で彫ってみました。
全体と部分の彫りすすめるバランスが悪く、胸元や衣とかの一部分だけが細かく掘り進んでいます。
顔はこれから彫るほどに小さくなるので、今はこれぐらいでいいと思うのですが。。。
今回はこの辺にして次のスクールで見てもらいたいと思います。
H31.02.21(木) スクールで地蔵菩薩立像の指導をいただきました。
地蔵菩薩立像ですがテキストだけではよくわからず足ぶみしてましたが、今日のスクールで指導を受けて大まかに彫りこみました。
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肩の線ができていないとの事で思い切って削り落としました。頭部は全体とバランスをとりながら彫り急がないようにとの事でした。見えないところは骨組みを理解したうえで推察して彫るようにとの指導もあり、今後はじっくり考えながら進めたいと思います。 |
H31.02.13(水) 「地蔵菩薩立像」補修と荒彫りの始まりです。
誤って削り落とした足回りの補修をしました。左右2ヶ所の接着部分を追加材と合わせて削り、木工ボンドで接合しました。今日はそこを含めて荒彫りを開始しました。
補修個所は足回りのところです。前回写真と比べればわかりますが、袖の長さを足元と同じ位置まで伸ばしました。
前回からあまり変わらないようですが相当量を削りました。仏頭はそれだけ彫らずに全体のバランスをとりながら同じ進捗で彫るようにとの事でした。まだまだ先は長いのでゆっくり休まず彫りすすめたいと思います。
H31.02.08(金)スクールで仏像の採寸について教わりました。
昨日はスクールで仏像を彫る前の採寸について指導いただきました。見た目の感覚だけに頼らず、実際にお手本を採寸して用材に直接下絵を描いてからすすめるとのことでした。下絵を本体に直接3次元的に描いていくことになります。
肩から背の部分を全体のフォルムを見ながら削っていくわけですが、肩の角度や幅を知るポイントを決めて鉛筆でラインをひいてから削りました。 |
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トースカンという道具があることを教わりました。用途としてはお手本があり同じものを彫るような場合に便利ですが、そのほかにも使い方はいろいろあるようです。 |
トースカンは価格が4〜5000円からするのでしばらく見合わせます。地道にスケールで測りながら少しずつ彫りすすめていきます。
H31.02.05(火)「地蔵菩薩立像」彫り始めました。
スクールがもうすぐなので、鋸引きとのみ彫りまでは済ませておきたいと思います。
今日は大まかなカタチづくりまですすめました。
午後から3時間ワンセットの作業でした。 面取りから不要部分をのこぎり引きして、それから大まかにノミを使って削りました。 |
左腕を少し下げたところがいいですね。両手は後から別に彫って衣の袖口に埋め込みます。
暖房のせいもあってひと汗かきました。 |
あさってのスクールでは、大黒天の柿渋塗りの出来もみてもらう予定です。
H31.02.04(月)新たに「地蔵菩薩立像」を始めます。
スクール次の課題「地蔵菩薩立像」を始めます。
地蔵菩薩の仏頭は最初に彫りましたが、今回は台座や光背も含めて仏像のフルセットです。
中央が仏像本体の角材と下は台座用です。
仏像は高さ6寸半(約20cm)です。 |
左側が手や持ち物、右側が光背用です。仏像用材には目安となる目盛りを線引きしました。 |
台座は蓮座で、光背は日輪、手は「握り手」と「開き手」になります。
今度は半年ぐらいはかかりそうですが、またまた頑張ります。