仏像ギャラリー(自作品・所蔵品)GALLERY
これまでに完成した作品についてまとめました。完成までのプロセスをご覧ください。
R01.07.31(水)「聖観音菩薩立像」お顔を直しました。
明日のスクールの前に聖観音菩薩のお顔を直しました。評価がどうなるかわかりませんが自分としては完成とします。
ちょっと目にはわかりませんので手直し前と比べてみてください。 |
手直し前です。眉の彫りが深く、目が丸く開いています。 |
手直し後です。眉が浅く(細く見えます)、目は伏し目がちになりました。 |
個人的にはこのほうが仏像らしいお顔に思えますが。。。明日のスクールで完成評価をいただくとします。
R01.07.27(土)框座もできてカタチとしては完成です。
台座の一番下の框座ができました。全パーツができたのでカタチとしては完成です。
光の当たり具合はこのアングルがいいですね。台座はあまり凝りすぎないほうがいいようです。 台座も2回目ですと見えてきますね。「反花」はもっと低くベタッとしたほうが花びららしいとの事。よく考えると2段になってるのはどちらも同じ花びらだという事です。今はそれぞれが違う形になってますよね。。 |
お盆までに微調整しながら少しずつ仕上げをしたいと思います。思い切ってお顔にも手を入れます。
R01.07.26(金)光背ができたので全体バランスの確認です。
光背ができたので台座につけて高さや位置の調整をしました。
「蓮台」の後ろ側に垂直に立てます。
手前には「反花」を置いてあります。 |
背と台座に聖観音菩薩像を組み立ててみました。光背の高さが少し低い気もしますが絶妙なところです。 |
一番下の框座はこれからかんなをかけてから足をつけます。
像や台座を次のスクールまでに仕上げて、お盆までには完成したいと思います。
R01.07.24(水)台座の次は光背に取りかかりました。
台座を終えて次に光背の「輪光」を彫り始めました。
丸い用材の中心を丸刀で抜きましたが、先に模様を彫ってから最後にくり抜くべきでした。 |
何とかここまで彫りましたが、あとは円周の「菊座」を仕上げてから光脚を取り付けて完成です。 |
光背ができたら台座に取り付けて聖観音菩薩像を乗せて組み立てます。
R01.07.22(月)台座「蓮華座」の「蓮台」も出来ました。
やっと台座の「蓮台」が出来ました。台座では一番手間がかかるので今日になりましたが、もう少し仕上げに手をかけたいと思います。
「反花」の上にのせて台座「蓮華座」の完成です。初回より幾分進歩しましたね。
次は光背を彫って、2作目「聖観音菩薩立像」の完成を目指します。
R01.07.18(木)台座「蓮華座」次の「蓮台」彫りすすめてます。
台座の主軸となる「蓮台」を彫り始めました。地蔵菩薩の時と比べながら少しずつ彫りすすめたいと思います。
「蓮台」に当たる用材に線引きをして、大まかなフォルムを彫り出します。 |
8等分したところに、「反花」に使った型紙で1枚ずつ下書きをして彫り出します。 |
今日はスクールで「蓮台」について教えていただきました。全体のフォルムを先に彫り出してから花びら等のディテールを彫っていくとの指摘でした。
前回のお椀型ではなく、釣鐘のようなラインが重要との事でした。 |
今日のスクール2時間を費やしてフォルムの彫り出しをしました。 |
エアコンの効いてる部屋で一人だけ汗だくでした。前回彫った花びら跡も全部つぶしました。
あらためて花びらを書き入れて、ここから彫りすすめたいと思います。
R01.07.15(月)台座「蓮華座」のうち「反花」ができました。
前回から彫り続けてる「反り花」ですが、今日でほぼ完了としたいと思います。
地蔵菩薩の時の反省として、花びらを意識してあっさりふんわりのイメージで彫りました。
地蔵菩薩の時はサンプルを参考にして余分な彫り出しをしましたが、今回はシンプル重視です。
花びらが丸く柔らかく見えるでしょうか?地蔵菩薩の時は葉っぱのように見えたので、今回が正確ですね。 |
次回スクールには間に合いませんが、明日から「蓮台」に取りかかります。
R01.07.12(金)台座「蓮華座」のひとつ「反花」開始です。
台座のうち「反花」の部分を彫り始めてます。地蔵菩薩立像と同じ台座なので、反省点を踏まえて花びらの状態に気を配りました。
地蔵菩薩の台座をお手本に、用材に線引きと花びらの書入れをして始めます。セルロイド板の花びらの型紙を使って書き入れました。 |
花びらの反り具合を大まかに削った後に、再度花びらの書入れをしてから1枚ずつ彫り出します。 |
上側の花びらから丸刀で彫り出して、次に下側の花びらを続けて、順に16枚を荒堀りしていきます。
R01.07.10(水)「聖観音菩薩立像」持物(蓮華)を彫りました。
今日は「聖観音菩薩立像」に持たせる蓮華の花を彫りました。左手(握り手)に通します。
長い用材から彫り出しました。切り取って左手に差し込みます。握り手と花の両方を調整しながら丁度いいところを見つけたいと思います。 |
実際に花を持たせたところです。 |
つぎは地蔵菩薩立像と同じ台座「蓮華座」と光背「輪光」に取りかかります。お盆までの完成を目指しています。
R01.07.09(火)「聖観音菩薩立像」天衣と衣紋の終了です。
前回から「聖観音菩薩立像」の天衣と衣紋を少しずつ彫り続けていますが、今日でいったん終了とします。
天衣(ショールのようなもの)をくっきり際立たせるのと、衣紋(衣のひだひだ)をもっと掘り下げてすっきり見えるようにしました。 |
前髪の生え際がまっすぐなのは間違いでした。生え際から斜めに上げるのが本来です。ぎりぎりの及第点で仕上げに入ることとなりました。 |
顔はこのままでいいとの事ですが、もう少しなんとかしたいと思います。
R01.06.29(土)「聖観音菩薩立像」天衣と衣紋を彫っています。
先日のスクールから「聖観音菩薩立像」の天衣と衣紋を彫っています。まだ荒彫りで縁取り程度ですが、これから頭部を残して仕上げ彫りに向かいたいと思います。
正面からです。足も彫りましたが、衣とのつながりのところがもう少したりませんね。 |
後ろからです。腕輪の装飾が残っていますが、あとは首と宝冠と頭頂部の髪を彫って彫り込み終了です。 |
その後は彫刻刀を砥ぎなおして、仕上げ彫りに入ります。つぎのスクールまでには仕上げたいと思います。
R01.06.20(木)今日はスクールで「聖観音菩薩立像」の続きでした。
今日はカルチャースクールで「聖観音菩薩」の髪や顔やら腕について指導をいただいて修正しました。髪や宝冠がこのまま続けて構わない。腕の曲がりも最初だからと許容範囲。ただし左手(握り手)が比較して大きいが修正困難なのでこのまま。左足の流れが天衣ごとに途切れているとの指摘。最後に毎回の指摘で「彫りが深すぎる」との事でした。
目が今ひとつおかしいですね。右腕手首のあたりが不自然なのがよくわかります。 |
腰から左足の流れが天衣ごとに途切れていたのを修正。少しスムーズになりました。 |
左足はもう少し引いてもいいと思いますので、これから更に修正します。 |
髪を彫るのに彫刻刀(1厘の丸刀)が必要なので、今後購入する予定です。
それと、原木から用材切り出すため「チェーンソウ」も購入したいと思います。その時はまたアップします。
R01.06.13(木)「聖観音菩薩立像」の顔を彫り始めました。
昨日は先生の工房で「聖観音菩薩立像」の顔を手がけました。像全体のバランスを見ていただいてから顔の位置を修正しました。冠部を少しだけ下げて、髪の高さを出しました。
頭部を彫り出しました。宝冠と髪と耳目鼻のボリュームやバランスがどうか、ハラハラしながら彫りすすめました。 |
聖観音の仏頭もテキストにあるので、詳細はそれを参考に彫っています。 |
お顔はやはり難しいですね。一時はどうにもならないくらいまでひどい表情でしたが、どうにかここまでになりました。 |
眉やら何やらまだまだまだ変ですので、細かいところにすすむ前に手直しします。
R01.06.10(月)「聖観音菩薩立像」荒彫りの続き5回目です。
コツコツと「聖観音菩薩立像」の荒彫りを続けています。見た目ではなかなか変化がわからないと思いますが、よく見るとディテールが違います。
足が前に出て、天衣が身体から分離して深くなっています。ほかにもだいぶ彫り込みました。 |
後ろから見ると腕が細くなり、手も彫り込み天衣も際立って、全体にスリムになりました。 |
顔を少し彫りたいのですが全体の流れが先との事なので台座を先に彫るのも方法かなと思っています。
R01.06.06(木)久々のスクールで観音菩薩に手をかけました。
前回スクールは都合でパスしましたので、1ケ月ぶりでした。
今日は右腕部を主に修正いただきましたが、下半身もこれから彫りすすめて足と衣をはっきり分けたいと思います。全然まだまだという事がよくわかった1日でした。 |
右わき腹の部分が彫りすぎとの指摘がありましたが、手遅れですので何とかごまかします。 次のスクールまで2週間でどこまで出来るか頑張ります。 |
R01.06.04(火)「聖観音菩薩立像」荒彫りの続き4回目です。
昨日に続き今日も「聖観音菩薩」の荒堀りの続きを彫りました。ブログでは4回目です。
身体の線が出るよう両面から彫りすすめると、貫通してはっきりしました。 |
手と足も大まかにカタチを出しました。
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観音様の女性的なラインが際立ってきました。少しひねったところがポイントです。 |
今日はこれぐらいにして、あさってのスクールでは顔についてご指導いただきます。
R01.06.03(月)「聖観音菩薩立像」荒彫りの続きです。
今日は「聖観音菩薩」の荒堀りの続きを彫りました。
頭部を少しだけ詰めて、あとは全体の流れと天衣部分を彫り分けました。 |
観音様に性別はないのですが、どうしても女性のようなラインになります。 |
お手本があるので、迷わず彫りすすめられます。実物を見ながらだと進みが楽です。 |
次回スクールまでにもう1段階すすめたいと思います。
R01.05.28(火)「聖観音菩薩立像」大胆に荒彫りしました。
今日は先生の工房で個人指導をいただきました。地蔵菩薩の仕上げを少しやってから、聖観音菩薩の荒堀りについて2時間みっちり行いました。
今回は頭部はそのままにして、全体の大まかな流れを彫りました。工夫を凝らした穴あきの型紙をあてて、要所ポイントに穴から線引きをします。外枠を決めてその範囲を思い切って削り取ってしまいました。 |
次はその中で身体部分と天衣部分を丸刀で彫り分けるのですが、その手法が大いに勉強になりました。テキスト写真にある彫り跡の意味がわかりました。腰のひねりはこの時点で出さないとダメとも教わりました。 |
全体像が理解できていないと思い切りよく削れない。仕事としてはこの程度のスピード感が必要との事でしたが
。。。電動のノミがあることを始めて知りました。帰りに「朴の木」の原木を3本もいただきました。感謝!
R01.05.25(土)「聖観音菩薩立像」荒彫りの続きです。
先日から地蔵菩薩の台座や本像衣紋について仕上げ彫りをしてましたが、今日は観音立像の荒堀りの続きを彫りました。
正面からの視点ですが、足と頭部が全体に比べて少し早過ぎました。顔はこの時点でほぼ決まりますが大丈夫でしょうか?。 |
右方向からです。腕の位置と腰のひねり位置を今から意識して彫ってます。
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地蔵菩薩立像と同じアプローチですが、これから直に手や頭部の髪を彫り出したり、衣もショール状の羽衣を立体的に
彫り出す技術を学びたいと思います。
R01.05.22(水)「聖観音菩薩立像」を彫り始めました。
地蔵菩薩立像の台座を終えて、今日から「聖観音菩薩立像」に執りかかります。線引きを参考に像を書き込んでから外側から大まかにノミで荒彫りしました。
地蔵菩薩立像と似たフォルムになりますが、違いは手も同じ用材から彫り出すのと、腰を少しひねって動きを出すところです。重心位置が問題になるとの事です。今度のスクールは仕事の都合で欠席するので、先生の個人工房に直接うかがうことにしました。それまでに頭部や身体部の流れを彫り出したいですね。
R01.05.15(水)次の課題「聖観音立像」に挑戦です。
今回は木取りと線引きはあらかじめできていたので、今日は肩のラインを削り顔の前と後ろを削りました。お腹と背中をその分出すためです。
少し気になって水平器で測ったら、わずかに傾きがあったので底を削って水平にしました。
このまま線引きをすすめると、出来上がりの際に中心がずれてしまいます。
今回の聖観音立像は地蔵菩薩立像とは違い、足を踏み出し腰をひねって動きのある像になるので中心のずれは出来栄えに大きく影響します。さあ、今秋までに出来上がるよう今日から頑張ります。